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日別アーカイブ: 2025年8月21日

株式会社翔設工業の雑学講座17

皆さんこんにちは!

株式会社翔設工業、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~“漏らさない・詰まらせない・音を出さない”~

建物の快適さは、目に見えない配管に支えられています。給水・給湯・排水・通気・ガス・消火・空調配管まで——漏らさない・詰まらせない・音を出さないことが品質の三原則。本記事では、住宅・店舗・オフィスで役立つ配管の基本と、現場で差が出るプロの段取りをまとめます。📝

1|材料と継手の選び方 📦

  • 給水・給湯:架橋ポリエチレン(PEX)/ポリブテン(PB)/銅管/ステンレス。
     →耐熱・耐食・曲げやすさ・施工性を用途とコストで比較。

  • 排水:硬質塩ビ(VP)/耐熱塩ビ(HT)+防音二重管。
     →**勾配(1/50〜1/100目安)**と通気(伸頂通気・上流通気)が命。

  • ガス:鋼管(ねじ・溶接)/フレキ。
     →機器直近は耐震継手可とうで地震対策。

  • 消火:配管用炭素鋼鋼管(SGP)/耐食ライニング。
     →漏水=致命傷。耐圧・流量の設計値厳守。

🧩 継手の使い分け
ねじ込み(更新容易)/溶接(強度・気密)/ロウ付け(銅)/融着(樹脂)/メカ継手(スピード)。
水質・温度・圧力で選ぶのが鉄則です。

2|“図面↔現場”の段取り力 🧭

  • 施工図とスプール化:機器芯・床壁貫通位置・支持金物をミリ単位で確定→工場でプレファブ化。

  • 干渉調整:空調ダクト・電気配管・梁成と三次元でぶつけて確認

  • 搬入経路:長尺物は階段・EV寸法チェック、曲げ配管で小運搬化。

  • 穿孔計画スリーブ位置・径を躯体打設前に合意、あと施工アンカーは耐震区分遵守。

3|施工の基本品質 “5つの型” 🧰

  1. 支持間隔と防振:揺れ・たわみ・水撃音を支持金物+防振材で抑える。

  2. 勾配と通気:排水は勾配一定、通気はサイホン切れ防止(トラップ封水25〜50mm確保)。

  3. 異種金属接触防止:銅×鋼の電食対策に絶縁継手。

  4. 保温・防露:冷媒・冷水は結露封じ、給湯は省エネ保温

  5. 貫通部の防火措置:耐火区画はケーブル・配管一体で認定仕様に。

4|試験・洗浄・引渡しまで 🧪🧼

  • 耐圧・気密試験:所定圧・保持時間・温度条件を記録。

  • フラッシング(管内洗浄):錆・切粉を排出。温水系は薬洗→中和

  • 水質・流量バランス:末端圧力・温度・流量を実測

  • 音と振動の確認:水撃(ウォーターハンマー)対策は緩閉弁・アレスタで。

5|“住みながら守る”メンテ設計 🧰🔁

  • 点検口:バルブ・トラップ・ヘッダー上に手が入る寸法

  • 清掃性:排水は掃除口を要所に、横引き長すぎ注意。

  • 更新性:シャフトは将来径アップも想定、共用部は切替スペースを確保。

事例ミニノート ✨

店舗改修で夜間工事。既設天井裏はスペース50mm不足。薄型防音二重管+偏心サドル支持に変更し、勾配確保&騒音低減。翌日の営業も影響ゼロに。🎯

まとめ 💡

配管品質は、材料選定×段取り×5つの型×試験で決まります。
「図面から試運転・引渡し、保守計画まで」ワンストップで支援します。お気軽にご相談ください!📞🚿

 

 

 

 

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