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株式会社翔設工業の雑学講座14

皆さんこんにちは!

 

株式会社翔設工業、更新担当の中西です。

 

 

 

配管工事の未来〜スマート技術とサステナブル化の融合〜

前回の記事では、配管工事の環境への影響について触れました。

今回は、その未来にフォーカスを当て、技術革新・働き方改革・人材育成・カーボンニュートラルへの対応など、“これからの配管工事”がどう変わっていくのかを深掘りしていきます。


■ 時代は「配管×テクノロジー」へ

 

配管工事といえば、「手作業・経験重視・現場感覚」というイメージが根強いですが、現在は以下のような技術革新が進んでいます。


① BIM/CIMを活用した設計と干渉回避

 

建物やプラント全体の配管経路を3Dモデルで設計・可視化するBIM/CIMは、配管工事でも急速に普及中です。

  • 配管同士の「ぶつかり」を事前に回避

  • 経路の最適化で材料ロスを削減

  • 図面・現場のズレを最小限に

施工ミスが減ることで、結果として再工事=廃材発生を抑え、環境にもやさしい現場が実現できます。


② ICT施工・スマート配管工具の登場

 

  • 位置測定用スマートレベル

  • Bluetooth接続によるトルク管理

  • ARゴーグルで施工支援

など、若手技術者の支援や省力化を目的としたデジタルツールが次々と登場しています。


③ 配管内部のセンシングとIoT化

 

これからは「配管はつないで終わり」ではなく、「つないだあとも監視・制御する」時代に入っています。

  • 温度・圧力・流量センサーを設置

  • データをクラウドで監視

  • 異常検知→メンテナンスを自動通知

これにより、事故予防・保守の最適化・長寿命化が可能に。無駄な取り替えも減るため、環境にも経済にも優しい配管が実現されつつあります。


■ 働き方の未来:若手が活躍できる現場へ

 

● 単なる「肉体労働」から「知識労働」へ

配管工事は、「手先の器用さ」だけでなく、「設計を読み、機械と連携し、正確に判断する」知的作業が増えています。ICTやARを使いこなす若手の感性が、現場の力になっています。

● ジェンダーや年齢の壁を越えた現場へ

  • 軽量素材の配管材

  • 組立補助機器の普及

  • 作業の分業化・自動化

これにより、女性技術者や中高年層の活躍の場も拡大。持続可能な労働力確保にも貢献しています。


■ カーボンニュートラルへの貢献

 

2050年カーボンニュートラル実現に向け、建設業界も“脱炭素”が避けて通れません。配管工事では…

  • 断熱性能の向上→冷暖房エネルギー削減

  • 漏水防止→水のロスを防ぐ

  • 電動工具・低燃費車両の導入

など、省エネとCO2削減に直接貢献する取り組みが評価されています。


■ まとめ:未来の配管工事は“見えない価値”をつなぐ仕事

 

配管工事の未来は、ただの設備設置ではありません。

テクノロジーで効率化し、人と自然にやさしい環境を守り、暮らしの中で安心をつなぐ――そんな新しいステージに突入しています。

その鍵を握るのは、現場で働く一人ひとりの技術者。そして、環境と共に歩む意識。

目立たないけれど、確実に時代を動かすこの仕事に、これからも誇りを持って挑み続けましょう。

次回もお楽しみに!

 

 

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