-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー

皆さんこんにちは!
株式会社翔設工業、更新担当の中西です。
目次
前回の記事では、配管工事の環境への影響について触れました。
今回は、その未来にフォーカスを当て、技術革新・働き方改革・人材育成・カーボンニュートラルへの対応など、“これからの配管工事”がどう変わっていくのかを深掘りしていきます。
配管工事といえば、「手作業・経験重視・現場感覚」というイメージが根強いですが、現在は以下のような技術革新が進んでいます。
建物やプラント全体の配管経路を3Dモデルで設計・可視化するBIM/CIMは、配管工事でも急速に普及中です。
配管同士の「ぶつかり」を事前に回避
経路の最適化で材料ロスを削減
図面・現場のズレを最小限に
施工ミスが減ることで、結果として再工事=廃材発生を抑え、環境にもやさしい現場が実現できます。
位置測定用スマートレベル
Bluetooth接続によるトルク管理
ARゴーグルで施工支援
など、若手技術者の支援や省力化を目的としたデジタルツールが次々と登場しています。
これからは「配管はつないで終わり」ではなく、「つないだあとも監視・制御する」時代に入っています。
温度・圧力・流量センサーを設置
データをクラウドで監視
異常検知→メンテナンスを自動通知
これにより、事故予防・保守の最適化・長寿命化が可能に。無駄な取り替えも減るため、環境にも経済にも優しい配管が実現されつつあります。
配管工事は、「手先の器用さ」だけでなく、「設計を読み、機械と連携し、正確に判断する」知的作業が増えています。ICTやARを使いこなす若手の感性が、現場の力になっています。
軽量素材の配管材
組立補助機器の普及
作業の分業化・自動化
これにより、女性技術者や中高年層の活躍の場も拡大。持続可能な労働力確保にも貢献しています。
2050年カーボンニュートラル実現に向け、建設業界も“脱炭素”が避けて通れません。配管工事では…
断熱性能の向上→冷暖房エネルギー削減
漏水防止→水のロスを防ぐ
電動工具・低燃費車両の導入
など、省エネとCO2削減に直接貢献する取り組みが評価されています。
配管工事の未来は、ただの設備設置ではありません。
テクノロジーで効率化し、人と自然にやさしい環境を守り、暮らしの中で安心をつなぐ――そんな新しいステージに突入しています。
その鍵を握るのは、現場で働く一人ひとりの技術者。そして、環境と共に歩む意識。
目立たないけれど、確実に時代を動かすこの仕事に、これからも誇りを持って挑み続けましょう。
次回もお楽しみに!
株式会社翔設工業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
お問い合わせは↓をタップ